(開催報告)講演会「若者と地域の両方が変わる!~ NPO・企業・行政の実践に学ぶ! 若者と地域のコーディネート~」

9月30日のリアルイベントに先駆けた14日のプレイベント「若者と地域の両方が変わる!~ NPO・企業・行政の実践に学ぶ!若者と地域のコーディネート~」では、全国各地から70名以上、ご所属もNPO・大学・行政関係・企業・大学生などなど多様な方々にご参加頂きました。

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◆講演会
「若者と地域の両方が変わる!~ NPO・企業・行政の実践に学ぶ!
若者と地域のコーディネート~」

日 時:9月14日(木)19:00〜21:00
手 法:オンライン開催(ZOOM)
参加費:無料
参加者:80名

<ゲストスピーカー>
牧野篤さん(東京大学大学院教育学研究科 教授)
川口夏菜子さん(とちぎYMCA スタッフ)
南條貴之さん(福島県石川町役場企画商工課 商工観光係長)
北村優斗さん(株式会社Gab 清走中事業部部長、ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」プロデューサー)

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テーマは「若者と地域の変化」を生み出すプログラムに共通するものは何なのか?組織体が異なっていても、若者と地域をコーディネートしている方々にはきっと共通するメソッドがあるのでは?…という2点を深堀してみよう!という内容。

冒頭の基調講演では、東京大学大学院の牧野篤教授にご講演頂きました。

・社会の急激な変化も相まって、何を言っても大丈夫だと思える自己肯定感をつくる社会的基盤・受け止めあえる居場所が減少しつつある。

・一方で、地域にいる人の顔が思い浮かぶような体験を重ねることで、お互いに慮り合える関係性を地域で作ることができる。

・地域の多様なかかわりあいの中で、自分の在り方が変わっていく楽しさを若者が感じられると、地域の活動に「ハマる」。ハマるとは、認められることであり、知らなかった自分が周りの存在により引き出されること。そうしたハマり合う関係性があることで、若者が・地域が・社会が変わっていくのではないか。といった、まさにNPOインターンシップラボが繰り返し問い続けている「なぜ、地域で若者が活躍できるしくみが必要なのか?」ということについて、具体的な視座を示して頂きました。

続く事例共有では、とちぎYMCAの川口夏菜子さん、福島県石川町役場の南條貴之さん、株式会社Gabの北村優斗さんの3事例をご紹介いただきました。

続く登壇者のトークセッションでは「高校生とのかかわり方」のについて、「高校生の活動の不慣れさを受け止めてくれる大人の存在」「コーディネートする側に誘う責任があり、高校生たちの時間を無駄に使わせないこと」「若者が関わることを話題性のための道具にせず、参加することの楽しさをきちんと伝えられるようにしていくこと」…などの話が広がり、組織の形は違えども、それぞれのゲストが真剣に高校生と向き合いっている姿が印象的でした。

自組織のメリット以上に「地域の活動が若者に何を与えられるのか?」という要素を真剣に考え、取り組みを仕掛け、実直にコーディネートに臨んでいることが、若者が地域に「ハマる」要素なのではないか、と感じた、とても2時間とは思えない濃密なトークセッションとなりました。

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