日産 NPOラーニング奨学金制度(全国)*過去事例

事例  日産 NPOラーニング奨学金制度(全国)

運営:日産自動車株式会社

リクルートではなく、若者への投資のためのプログラム

目的多様で労働流動性の高くなりつつある将来社会に備え、未来の社会を支える 若者が、“ダブルメジャー”で学業とは別のもう一つの知的体験を積んで、自身 の社会で働く姿をより具体的に描 き勇気をもって卒業し社会に巣立っていく ことができる仕組みにより、未来への投資を図る。
インターン期間9か月間
開始年1998~2007年
主な参加者関東及び関西の大学生、大学院生
主な運営費運営団体負担金
参加者数170人(実施期間のべ)/ 18人(最終年実績)
受入団体数20団体(実施期間のべ)/ 16団体(最終年実績)

プログラム概要

―特色を教えてください。

学生に奨学金として活動1時間あたり1000円(9か月間 で上限300時間)と交通費を支給します。また、受入 NPOへ支援金も支給します。本制度は、リクルート 対策ではなく、未来を担う若者への「投資」として行う ため、NPOやボランティアに関わったことのない学生 にこそ学ぶ機会を提供したいと考えます。奨 学 生 の 選 抜基準は、この経験をすることによってどのくらい 成長できるか、変化できるか、専門性を培えるかと いう「ポテンシャル」です。

―工夫していることは何ですか?

以下の6つの点を備えたNPOとパートナーシップを結ぶことです。

1日産と共有できるミッションを持っている
2専門性に優れオジリナリティーがあり、 高い質を持つ活動である
3優れたリーダーシップを持つ責任者が存在し、 信頼性の高い組織である
4社会的影響力のある活動となる可能性がある
5会費、会社・個人からの寄付など財務の バランスがとれている
6情報発信力がある


プログラムの流れ

公募 → 学生選考 → スタートアップセミナー → インターンシップ → 修了式、報告会、懇親会(社長自ら学生に終了証を授与)

ポイント! 

1998年にスタートしたNPOインターンシップ草分け的なプログラム。学生、 NPO双方への奨学金や支援金の支給、若者への「投資」としてNPOを学びの場として開く視点など、その後につづくプログラムに影響を与えている。

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