第1回勉強会を開催 事例報告はCSOラーニング制度について

1月30日に第1回目のNPOインターンシップスタディを文京区のフミコムで開催しました!

NPO インターンシップラボでは、NPOインターンシップを運営している団体や関心のある団体、コーディネーターを対象に定期的に勉強会を開催していくことになりました。
第1回のテーマは「コーディネーション」。
22名の参加者が集まり、事例報告を元に、NPOインターンシップについて語り合いました。

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日 時:1/30(水) 19:00 ~ 21:00
会 場:地域連携ステーション フミコム C-base
参加者:22名
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はじめにラボメンバーである高城からラボの活動と今回の勉強会の趣旨について共有してスタート。

第1部は事例報告。
公益財団法人損保ジャパン日本興亜環境財団の近藤由美さんにお越しいただき、
CSOラーニング制度のお話を伺いました。

CSOラーニング制度
https://www.sjnkef.org/cso/cso.html

CSOラーニング制度は2000年(今年で20年目)から大学生・大学院生対象に環境人材の育成を目的にスタートしたプログラムで、卒業生は1000名を超えるそうです。(すごい!)
ちなみに2018年度の受け入れ団体は関東、関西、愛知、宮城の4地区で38団体とのこと。

特徴的だなと思ったのは、地域ごとに定例会を実施していることもあり、
地域間での参加学生のつながりが強いこと。
終了後も地区ごとに卒業生や学生が集まる活動が生まれているそうです。

また、プログラムの特徴としては環境活動に特化している点や自由度も高く、
多様なネットワーク構築ができる点、チューター制度があり、安心して参加できる点などが挙げられていました。

そして、近藤さんからは課題点も挙げられました。
学生の募集に苦労している点や長期間の活動のため、モチベーション継続が大変な点。
連絡が取れなくなってしまう、返信がなかなかない学生がいるなど、こうした点は他のインターンプログラムでもよく聞く点ですね。

CSOラーニング制度は歴史もあり、プログラムも整っているので、非常に参考になる話でした。

そして、第2部はワークショップ。
会場にはNPOインターンシップのコーディネーターをしている方も、
そうでない方もいましたが、事例を元にノウハウや疑問点を共有する時間にしました。

時間が足りないくらい盛り上がりました!
最後に出てきた内容を共有。

ワークでは学生と団体に対するコーディネーターのノウハウや工夫点を事前・活動中・事後の3つのフェーズにわけて意見だし。
出てきた意見をいくつか紹介。

<学生向けのアプローチ>
【事前】
・広報は具体的に。具体的なプロジェクト募集に学生が集まる
・学生自身が大事にしていること、想いをきちんと聞いてマッチング。
【活動中】
・名刺を持たせることで団体の一員と認識してもらう
・主体となって取り組む活動を1つ以上行えるようサポート
【事後】
・発表会の準備を学生が主体になって取り組む

<団体向けのアプローチ>
【事前】
・受け入れ担当者の目標設定をする
・事前に学生が団体事務所を訪問してもらうようにして雰囲気を見てもらいマッチングする
【活動中】
・受け入れの悩みやノウハウを共有する機会を作る
・学生同士のチームビルディングで団体の負担を減らす
【事後】
・継続して学生が参加しやすいようにフォローする

短時間ながら、お互いの思いや課題を共有して充実した時間となりました。

NPOインターンシップラボではこうした勉強会を今後も継続して実施していきます。
次回は3月に開催予定!

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