初めての方へ

全国各地で広がるNPOインターンシップ。
地域やNPOに新たな息吹をもたらす「若者」、
その若者を地域とつなげ、成長を支える「NPO」と共に、
仕組みをより充実したものとする「コーディネーター」の存在が重要です。

NPOインターンシップが、地域社会に貢献できること
ーその価値をまとめ発信していくのが、NPOインターンシップラボです。

地域の活動に関わる人を増やすことができる市民活動の種まきのしくみ、それがNPOインターンシップ

NPOインターンシップとは

主に大学生・専門学生・高校生がNPO等で一定期間インターンシップ(就業体験)をするプログラムです。

運営主体や実施期間などは様々ありますが、ラボではその中でも企業インターンシップのような就職目的ではなく、学生が地域やNPOを学び、社会参加するきっかけ作りとして行われており、参加する若者や受入れ団体へのコーディネート機能を有しているプログラムを対象としています。

参加者

大学生・専門学生・高校生など

期間

3日間~6ヶ月間など

内容

地域のNPO等でインターンシップ(就業体験)を行う

*NPOインターンシップの効果(一例)

NPOインターンシップの効果は地域やプログラムによって様々ですが、例えば、下記のようなものが想定されます。

こうした成果を同時多発的に生み出すことができるのがNPOインターンシップの特徴の1つです。

*NPOインターンシップの特徴

NPOインターンシップは、就業体験と社会貢献的要素がハイブリッドした体験型プログラム

インターンシップは「一般的には、学生が企業等において実習・研修的な就業体験をする制度のこと」(インターンシップの推進に当たっての基本的考え方,文部科学省・厚生労働省・経済産業省,平成26年より)です。
NPOインターンシップはボランティア的な活動の側面と就業体験の側面の両面を併せ持つ、ハイブリッド型のプログラムであることが特徴です。

インターンシップはボランティアを志向する学生(社会貢献志向の学生)とは異なる層が関心を持つと考えられ、NPOに関わる人材の裾野を広げることに貢献します。
また、ハイブリッドという性質を考えれば、学習できる範囲も広がることが期待できます(キャリアデザイン的な要素はもちろん、地域や社会課題について考えることもできる等)。こうした観点から、NPOインターンシップはボランティアとはまた違った可能性を秘めた活動だと言えます。

アルバイトとの違いは?:インターンシップは就業体験であり、労働ではありません。就業体験は学習活動なので、学習する意欲が求められますし、受入団体には学習を支援する意識が求められます。

ボランティアとの違いは?:ボランティアとは重なる部分も多く、実態として区別は難しいことも多いです。ただし、インターンシップは就業体験ですので、ボランティアとは目的や動機が異なると言えるでしょう。

「インターンシップ」だからボランティアでは響かない層にもアプローチできる

学生がNPOに関わる機会は、主にボランティア活動を通じて広く提供されていますが、誰もが参加するわけではありません。他方、インターンシップは大学生にとっては身近な活動で、授業の一環で行われるものやキャリアセンターが仲介するものがあるなど、参加のハードルは低いのが現状です。「NPOインターンシップ」とすることで、ボランティアでは関わらない層の学生の参加を呼び込む機会にもつながります。

◯NPOの入口機能としてのNPOインターンシップ

NPOインターンシップは学生が地域やNPOを学び、社会参加するきっかけ作りを目的にしており、地域の活動に関わる人を増やすことができる市民活動の「種まき」のような仕組みです。

実際にNPOインターンシップの参加者がインターン終了後もNPOのボランティアや寄付者として定着する事例も多数あります。

NPOインターンシップラボではこうしたNPOリーダーを支えて地域を盛り上げていける人材を「小さな主人公」と定義しています。スペシャル人材を育成するだけでなく、一般の学生がNPOに関わり、多様な選択を獲得できる点もNPOインターンシッププログラムの特徴です。

NPOインターンシップはコーディネート機能を持つプログラム

受入NPOにとっては人材育成の意義が大きいことがわかります。ただしそれは自団体の人材育成(採用や研修等)という観点よりも社会全体における人材育成の要素が大きいことが伺えます。

また、NPO単独で受け入れているものだけではなく、複数団体が受入に参加し、学生や受入団体へのコーディネート機能をもつことで、社会性を持つ人材の育成、NPOの活性化など効果的に複数の成果を生み出すことができます。


地域や特定のテーマで社会性を持つ人材の育成をしていくにはコーディネート機能を持ち、プログラム化していくことをお勧めします。

*まだまだあるNPOインターンシップの意義や成果。

もっと知りたい方は是非こちらに。

全国の事例を知りたい方は、全国NPOインターンシップ事例集

NPOインターンシップの定義やプログラム作りについて知りたい方は、NPOインターンシップの教科書

NPOインターンシップラボではこうしたNPOインターンシップを運営するために肝となるコーディネーターが集まるプラットホームを作り、効果的なプログラム運営を応援していきます。

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